書道は集中力の
スポーツである。

一筆目をどこに下ろそうか。
まるでバッターボックスに立つ打者のように、
子どもたちの表情は真剣です。
自分の名前の、最後の一文字まで油断はできない。
早く書き終えて楽になりたい。思わず力を抜きたくなる。
そんな心の乱れを筆先は見逃さない。だからグッと粘る。
負けず嫌いは、書けず嫌い。
納得いくまで何度でも書き直す熱意が、
いつしか子どもたちを無口にしていきます。
字という鏡を通して、自と向き合う。
静かで豊かな時間が、力を集める力を育みます。